ヤッホー! と愉快な山仲間

第30回「滝の流れに身をまかせ」の巻
袋田の滝
袋田の滝を見下ろす山道にて


当日のデーター
日 時:平成14年1月某日
天 気;晴れ時々曇り一時雪
コース:上野駅8:00発⇒西金駅10:22--タクシー--大円地登山口11:05⇒大円地越11:45
⇒男体山頂(648m)12:20⇒見返り坂13:20⇒昼食13:50発⇒第2展望台15:10
   ⇒第1展望台15:30⇒月居城址16:05⇒月居観音⇒袋田の滝16:50⇒豊年万作/入浴
   ⇒袋田駅19:09⇒上野駅22:20
歩行時間:5時間30分
参加人数:6名

珍しい常磐路
ヤッホー紅隊としては珍しい上野駅集合。
個人的には初めて乗る水戸までの「スーパーひたち」がメチャうれしい。
水郡線車中よりウ〜ノがタクシーを手配、西金駅にはタクシーがなく隣駅上小川にある一台きりのタクシーにピストン輸送してもらう。紅隊長はまたんメガミータウ〜ノが先発で登山口である大円地(おおえんち)へ向かう。若手?のヒゲモリ時宗は戻りのタクシー出会うまでまで歩く、大円地が近づくと切り立った崖をいただく男体山の勇姿が見える。標高はたいしたことはないがタフであるという評判どおりの様相である。
大円地登山口
大円地登山口にて
とにかくとにかく歩くのだ
大円地から登り始める。しばらくして健脚コースとの分岐。事前の情報によれば、これは修行僧が使用した道とのこと、紅隊は修行の身ではないので遠慮することにし、一般コースを進む。最初のチェックポイントである大円地越までは一気の登り、ウォーミングアップにはちょうど良い。およそ40分で到着、ガイドブックよりやや早いタイム。今日はロングコースゆえ、いつにもましてのハイペースが要求されるが、これはなかなかいい滑り出しだ。
ほんの一瞬立ち休憩をとり、すぐに歩を進める。
今日はとにかく、どんどん行くのだ。
いや行かねばなぁーらぁーぬーのーだー。
途中ロープを使っての岩場などを経て、男体山山頂へ、標高の割には遠くの山々がよく見える。
遙か彼方には雪化粧した峰々も姿を見せている。
ここも立ち休憩でとどめ、すぐに出発。山頂から下り、しばらく行くと右方には持方牧場の牧草地が広がる。牧草地から大きく左に折れて下るところ「見返坂」で昼食をとる。「25分後には出発しますよ」の指令に各自慌ただしく腹ごしらえをする。今日は二代目湯沸屋ウ〜ノもバーナーを持ってきていたので、バーナー2台で6人分のコーヒーを沸かし、恒例の麩菓子で人心地つく。
奥久慈男体山山頂
三代目湯沸屋
三代目湯沸屋時宗
奥久慈男体山山頂にて

上州・那須の山々が 第二展望台
第二展望台の断崖絶壁にて
遠く上州・那須の山々が見える
メビウスの輪
見返坂からはまさに難行苦行の連続であった。まずは下り階段が完全なアイスバーン状態で、脇の林の中への迂回を余儀なくされる。それからは延々と続くアップダウン。折角登ったと思ったら下り。下ったかと思うとまた登り。何度同じ事を繰り返したか分からない。おまけに道標は常に「月居山・袋田の滝」の表示のみで、一体どれだけ進んでいるのか、同じ様な景色の中では今どこに居るのか分からない。ひょっとするとメビウスの輪の中を進んでいるのではないかと不安にかられる。ヒゲもり曰く「終わらない山だ!」。
しかし、それでもどんどん進むのだ。とにかく袋田の滝まで行かねばなぁ〜らぁ〜ぬのだぁ〜。約1時間後、第二展望台に到着。なかなかの眺望に隊長も断崖絶壁の前でポーズをとる。でもゆっくりしてはいられないのだ。
まだ元気
まだまだ元気よぅ〜
遥か下に滝が まだまだ先は長い。しかも行く手にはアップアンドダウンが続く。第一展望台(鍋転山)を越え月居城址に到着。この辺りは幕末の頃、水戸藩の内部抗争で天狗党と諸生党が戦ったところだそうだ。月居山を下り月居観音に至ればもう登りはないだろうと思った紅隊の面々。しかし無情にも「袋田の滝」の表示は、またしても↑を指している。その昔、源義家が奥州征伐の際に籠もり願をかけたと言われる月居観音堂の脇から石段がはるか上へと延びている。今回のコース選定者ウ〜ノも、度重なるアップ・ダウンに加えて、このとどめの石段ときて、思わず悲鳴を上げる。
この遥か下に滝が見えま〜す、そしてスゴイ階段で〜す
この石段をみて紅隊長何を思ったか段数をカウントし始めた。1,2,・・・途中の踊り場でリセットしながら数え続け、やっと上りの石段が終わる、登った石段は289段。
登りきると下方からドウッと水が流れ落ちる音が・・・袋田の滝だ。音のする方向へ足を進めると、ヤヤッそこには・・・!! 延々と続く下りの石段があったのだ。紅隊長はこの石段も数え始める。途中、日本三大名瀑「袋田の滝」を見西行法師が詠んだ歌碑『花紅葉 よこたてにして 山姫の 錦織りなす 袋田の滝』があった。まさに紅隊長、紅一門のための歌だ。この歌に元気づけられ、いつ果てるともないこの石段をさらに数え下る。そして合計1212段をもって袋田の滝に到着、大団円を迎えた。
袋田の滝
観瀑
氷瀑まつりのためイルミネーションに飾られた吊り橋を渡り、このところの暖かさで氷結していない袋田の滝を眺め、振る舞いの甘酒で体を温めつつ温泉へ。旅館「豊年万作」の露天風呂がまた絶品、キンとした冷気の中で浸かる温泉は体の芯まで暖まる--大好評!<br> 山の疲れをすっかり落とし、美味しい「けんちん蕎麦」に舌鼓をうつ。列車時刻の関係から恒例の宴会は水郡線の車内で即席開催となる。
たいした標高ではなかったのだが、1000m超級の山にでも登ったかのような感覚であった。
「終わらない山、登りがいのある山」であった証拠に、翌日から紅隊の皆が格別の筋肉痛に見舞われたのであった。(文責;時宗、写真・編集;ウ〜ノ)
花紅葉 よこたてにして 山姫の 錦織りなす 袋田の滝

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