ヤッホー! と愉快な山仲間

第27回「楽した分は苦労する」なんて
          シラネーさん?の巻

     当日のデータ
    日 時:平成13年10月某日
    参加者:8名

    コース:
    【1日目】
    天気:ほとんど曇り
    歩行時間: 25 分
    コース:浅草7:30発--東武日光9:16着、10:30発--(バス)--いろは坂12:20--(バス)--
    --中禅寺13:15--(バス)--湯本温泉14:45--(送迎バス)--丸沼温泉(旅館)15:15着--
    --湯沢峠への登山口16:10--丸沼湖畔(水辺)16:30--丸沼温泉環湖荘17:10--宿泊
    クレナイ歩数:3.336歩(丸沼湖畔水辺の散歩を含む)

    【2日目】
    天気:曇り一時晴、その後霧から雨
    歩行時間:6時間 40分
    コース:ゴンドラ登山駅 7:15発--(ゴンドラ)--山頂駅8:10発--血の池地獄分岐8:25--大日如来8:35
    --君待岩9:35--白根山(奥白根)山頂 (2573m)10:35--五色沼避難小屋11:50着、12:10発--
    --前白根山13:10--湯本スキー場--湯本温泉--(バス)--東武日光駅18:35着--浅草21:30着
    クレナイ歩数:15.578歩

【1日目の記録】
東武浅草駅改札口前に紅隊長メガミ〜タアミ〜ゴ姫ヒゲもりらが集合時間ギリギリに到着する、トーサンコハダ姐さんカズロフ時宗氏らはすでに来ている。まわりを見ればさすが秋の行楽シーズンの連休とあって“接待ゴルフとおぼしき部課長風社用族”や“喋りっぱなしオバさまトレッキングチーム”や“みんな仲良くハイキングファミリー”などなど賑やかな風景。我らヤッホー紅隊もまわりからは“中高年ベテラン山行きグループ”と見られている(ハズ)
日光までは7:30発の東武特急「けごん1号」での快適な移動だが、残念ながら混雑のため全員が固まっての指定席を確保できず、2名ずつ車両も別れて朝食や仮眠を取りながらの1時間45分はアッという間に過ぎ東武日光駅に到着。
電車のドアーが開くなりザック背負ったトーサンがいきなり全速力で走り出し、矢のように改札口を通り抜けて一目散にバス停へ向かう。他の隊員は一瞬何事かと思うが「我らのためのバスの順番獲り!」と気がつくや皆も後に続けと追いかける、「けごん1号」からは堂々一番にバス停に着いたのであったが・・・・・なんとそこは超・長蛇の列。
 <日光・紅葉・温泉>と時期と場所を考えれば観光客が少ないはずがない、と少し覚悟を決めた我ら紅隊であります。その覚悟の決め方が甘かったと気がつくのにそんなに時間は掛かりませんでした。
一年中で一番観光客の多い時期だから、バス会社も臨時バスを増発させるモノと思いきや、確かに4台程の臨時便が来たがなかなか乗れるまでに至らず、結局1時間以上もずれ込んでやっと席に座れたものの、パンパンのスシヅメ状態で10:30分に発車となる。
「そういえば、バスターミナル前の土産物屋の一軒に“変な招き犬”(突然思い出したように客に向かって思いっきり吠えまくる、騒がしいだけのただの2匹の犬)がいたなぁ」などと思い出しながら窓の外を見ても、ほとんど景色は動かず。何せ超満員状態で<乗りたくても乗れないバス停の客と、渋滞でイライラ気味の運転手との口舌戦>を聞きながら、バスはやっといろは坂あたりにさしかかる。
バス専用レーンに一般マイカーがどんどん入り込み(コノヤロー)、車の渋滞は一段とひどくなり、「中高年ベテラン風山行きグループ」としては「いっそのこと、渋滞を尻目にさっそうと歩くか!」などと、年甲斐もなくいろんな事を考え始め出す頃、今年はじめての紅葉を眼にする。車内のあちこちで「きれい!きれいね〜!」の声が聞こえてくる。もう少し日が過ぎれば「真っ赤(黄)に染まるいろは坂」などとイメージしているうち、ノロノロバスは中禅寺にやっと到着。トイレ休憩のスキを見て、トーサンなんと本日2個目のソフトクリームを食べていた(1つ目はすでに日光までの車内で!)。
 再びバスは湯本温泉に向けて走り出すとやっと渋滞も緩和され、隊員は遅い昼食のお弁当を車内で取り始める。そんな中、すでに本日の山歩きは時間的に無理との判断で、紅隊長は携帯電話で本日お世話になる旅館に送迎バスの時間と場所の変更の連絡を入れる。
中禅寺湖を過ぎると、さすがに樹木の紅具合も進み素晴らしい景色の中、右手に男体山、左手に戦場ヶ原を望み、バスは14:45湯本温泉に到着。
丸沼温泉環湖荘 丸沼湖畔
ここが丸沼温泉環湖荘 丸沼湖畔にて時宗とメガミータ

すでに宿の迎えのワゴン車は到着済みで、全員速やかに乗り換え丸沼へと再び車の旅!!ガスに包まれた紅葉の湯ノ湖はそこはかとなく幽玄さを醸し出している。金精峠のトンネルを抜け群馬県にはいると、太陽が輝き美しい高原の風景が出迎えてくれる。そして、辺り一面27万Fの土地を所有するという、本日の宿、丸沼温泉・環湖荘(かんこそう)に、浅草から延べ8時間の乗り物の旅を終え、やっと到着。気がつけば本日はまだ1枚も写真を取っておらず、玄関先で記念撮影。
まだ一歩も山歩きをしていないまま風呂→夕食→宴会では会社の慰安旅行と何ら変わりなく、紅隊としての責務と運動不足のうしろめたさからか、「少し歩きませうね!」ということでザックを部屋に於いて再集合。日没は間近ではあるが、紅隊長トーサンコハダ姐さんアミ〜ゴ姫ヒゲもりの5人は宿の横から湯沢峠への登山道に2〜30分程入ってすぐ戻り、暮れゆくロマンチックな丸沼湖畔で残ったカズロフ時宗メガミ〜タはなにやらふざけ合っている風の水辺散歩と、オシャレなリゾート地でのアウトドアーはである。
 夕暮れ時の高原の清々しさを満喫して宿に戻り、夕食前に各自それぞれ温泉に浸かる。普段なら歩き疲れた足の筋肉なんぞを揉みほぐす筈だが、今日の温泉はやはり慰安旅行気分で、夕食と相成る。昼間の渋滞中のバスの中で行った“夕食の皿(器)の数当てクイズ”で、「12皿以上」と見事正解したのは時宗コハダ姐さんの2人で、莫大(?)な掛け金を2人で山分ける。食後は女性陣の部屋に集合して、カズロフ兄いの高座、「伊達の鬼夫婦」で盛り上がり、一同拍手拍手、アミ〜ゴ姫だけはギャハハ、ギャハハと大笑いの声援であった。その後も部屋を移動して、ご当地の地ビールと丸沼ワインがよもやま話に花を添え、11時頃まで宴は続いて、慰安旅行的第一日目の幕を閉じる。
慰安旅行の宴会
まさに慰安旅行の宴会だよぉ〜ん

【2日目の記録】
 折角の温泉旅館なのだからとトーサンアミ〜ゴ姫ヒゲもりの3人はしっかりと朝風呂を頂き、出発の準備をしていると、「時宗さんが大変!」と紅隊長が部屋に飛んでくる。風邪らしく熱が出てしまって、辛そうに寝ている姿はとても山歩きの出来る状態ではなく、我々をゴンドラ駅に送ってくれた後、宿の厚意で時宗氏を沼田の病院まで送って頂けることに。
午前7時、朝・昼2食分のお弁当をザックに詰めて、いよいよ奥日光の名峰白根山(2.578M)を目指して出発。ゴンドラ登山駅でワゴン車に残った時宗氏に別れを告げて、ゴンドラに乗り込む。辺り一面すごいガスの中を15分程で標高差600Mのゴンドラ山頂駅に到着。標高2000Mの駅前広場のテーブルで朝食をとりはじめると、ガスがスーッと晴れて朝陽がさし、目の前に現れた荒々しい岩肌の日光白根山の眺めが素晴らしい! 8時過ぎ、一同気を引き締めて登山開始。
登山道に入ると緩やかな林道で、道は良く整備され道標も新しく歩きやすい。また足下を見ると小枝に刺したフラッグ風のマーキングが愛らしく登山道を整備した人たちの山への思いを感じる。20分程で血の池地獄分岐(何ともすごい名前)を過ぎ、さらに少しで大日如来を過ぎると、展望が開けなんとも素晴らしい、筆舌に尽くしがたい紅葉と雲海の景色が広がる。(こういう眺めを味わってしまうと、おじさんやオバサンはどんどん山行きにハマっていってしまうのです)
歩き出して1時間半程、君待ち岩を過ぎたあたりから天候が急激に悪化、ガスがだんだん濃くなりそれまで見えていた山頂も隠れ、風も凄まじくなる。台風20号の影響か、斜面にまっすぐ立っていられない程の強風となり、急激に気温も下がる。全員防寒具をまとい、風とガスと戦いながら山頂を目指す。
最後のガレ場は這うようにして10時半過ぎ、山頂に立つ。(強風のため実際は山頂に這う)晴れていれば男体山をはじめ表日光連峰谷川連峰至仏山他、360度の遮るもののない大展望と、眼下には五色沼弥陀ガ池中禅寺湖などが紺碧の湖面を光らせていたはずだが、残念!
ガスで何も見えない上、天候と時間も心配なので早々に下山することになり、湯本温泉へのルートに歩を進める。パラパラと雨が降り出した昼頃に、五色沼避難小屋に到着。一口、二口お弁当のおにぎりを頬ばり小休止。皆雨具を着けて、当初の五色沼に寄るルートを変更して午後1時前に前白根山に到着。相変わらずのガスの中、日本語ペラペラの外国人カップルにシャッターを押してもらう。
前白根山 顔をこわばらせ
顔をこわばらせる紅隊長
前白根山にて

この先の天狗平から湯本スキー場までは、雨で土が流されて掘削状に深くえぐられた道を下る、傾斜や段差も非常にきつく、この雨で根っこや石が滑り非常に歩きづらい。雨とガスも手伝って先頭集団(トーサンメガミ〜タアミ〜ゴ姫)、中盤(紅隊長ヒゲもり)、後部(コハダ姐さんカズロフ)の3グループに大きく離れてしまう。そして白根沢の急斜面で、後ろから来た10数名の高年グループの中の1人の女性が、3〜4メートル下に真っ逆さまに転落し、さらに数メートルを転がり落ちるのを、目の前で目撃してしまう。アッという間の事で、頭部から出血はしているものの幸い骨折などしていないようで、仲間グループの応急処置で、その後自力で歩けていたので取りあえずは一安心するが、用心、用心。(落ちた女性のダメージが最小で済みますように!)
後部グループ(天狗平あたりからペースの落ちたコハダ姐さんを、いつものように心優しきカズロフが付き添う)が湯本温泉に到着した頃は、雨も本降りで、寒さと空腹感もあったが、予定の時刻には遅れたものの、全員無事に下山してホッとする。
午後5時過ぎに乗ったバスは、前日のような渋滞にはならず、1時間半程で東武日光駅に到着する。途中いろは坂のあたりで、時宗氏から「無事に帰宅」の連絡があり、隊員一同胸を撫で下ろす。
日光駅そばの日光温泉で汗と垢を落として、駅前の酒屋(ご主人と女将さんはとても感じの良い人だった!)でお酒とつまみをごっそりと買い込み、19:42発の浅草行き電車に乗り込み、車内で宴会となる。終わってみれば、決して慰安旅行的ではなかったし、変化に富んだ紅葉の白根山も無事終了と相成りました。
(文責;ヒゲもり、写真提供;トーサン、カズロフ)
たまらずダウン メモを取るヒゲもり
若さのアミーゴ姫もたまらずダウン 克明にメモを取るヒゲもり

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