ヤッホー! と愉快な山仲間

第25回「なにがなんでも登るとですタイ」の巻


 当日のデータ
日 時:平成13年8月某日
天 気;曇り後風雨強
歩行時間:3時間
 参加者:5名

コース:鳥沢駅---梨木平8:55発--水場9:15着---扇山山頂10:30着
山頂10:40発---君恋温泉12:00着---君恋温泉14:25発---四方津駅
クレナイ歩数;10448歩

今回の山登りは「夕方にも関東地方に台風上陸!」というまさにその日、しかし『ヤッホー紅隊』またの名を『なにがなんでも登るとです隊』(命名クリム)にとっては台風などただの雨と風・・・
 仕事の都合で参加できないゴールデンコンビ(トーサン、ウ〜ノ)に代ってチームリーダーに任命された時宗(台風だし今日のリーダー役は大変だろなぁ)でもまぁいつもさりげなくサポートしてくれるカズロフもいることだし、「行けるとこまで行きましょう」と、雨も好きな隊と雀より早起きしての参加の浜タンと私クリムの5名は鳥沢駅へ降り立つ。
 駅員や、登山口のある梨木平まで向かうタクシーの運転手さんも「ホントに登るんですかぁ〜?」と心配顔。「ここまできたら登るしかないでしょッ」といつもより少々入念に準備運動を済ませていざ登山開始。
梨木平登山口
なにがなんでも登るとです隊の面々
 この時はまだ霧雨程度、隊長曰く「ナチュラルミストで綺麗になるよ〜」、「キャ〜うれしーーーィ!」と頭の中は上天気な女性陣。しかし、せっかく美しくなってもそれを発揮するチャンスは今日はなさそうだ。
そう、こんな日に山を歩く人などわたしたち以外にはいないのだから・・・ちなみに山の中で出会った生き物といえば「エッ!こんな日に人間がっ!」と驚いて飛び立った数羽の山鳥。これまたビックリしてゴロリと一回転しちゃったこぶし大のガマガエル(イボガエル?)。
くねんっ、くねんっ、、と身をよじるミミズ。
扇山山頂
彼らを横目に、山道をジグザグに登り続けて息があがってきた頃、雨足が強まってきたのでレインウエアを着ることになった。下り斜面側に置かれた紅隊長のザックからザックカバーがコロコロと2〜3メートル下に転げ落ちてしまった。すかさず時宗が「これ着たら取りに行きますねぇ」とレインウエアを着ながら優しい言葉をかける。そのやりとりをポッカリ口をあけて見ていたのは私だけではなかった、カズロフ氏のザックも主が身支度をしている間中、大きな口をあけていたので雨水をゴクリゴクリと飲んでしまった!あららら・・・・・
荷物を置くときは山側に!ザックの口は開けっ放しにしない(笑)!っと、自分の口をキリリと閉じて肝に銘じたクリムであった。
ワーィ、ヤケッパチだ〜ぃ
 レインウエアを着こんで天然サウナ状態でしばらく歩くと、大きな木が少なくなり、なんだかもう頂上は近い様子、雨もすぐに小降りになった。キラキラ光る露をたくさんのせた葉っぱやオレンジ色や藤色の色とりどりの山の草花(残念ながら名前はわからず_(._.)_)を皆で時々立ち止まっては愛でつつ、歩き始めて1時間半という予定よりやや早いペースで扇山山頂へ到着!晴れていたら富士山も見える大展望・・・・・え〜ッと、富士山、富士山、っとあたりを見まわしてもそこにあるのは360度、乳白色の空また空、パチパチとまばたきしても何度目をこすってみてもゼンゼンなんにもマッタク見えず!!!まっ、この天気のなか無事に頂上までこられただけでもありがたい、と喜ぶ一行はそのヤケッパチの笑顔をカメラにおさめた。 
 「さっ、それじゃ遅くならないうちに下りようか」とは下りが大得意な紅隊長カズロフ氏を先頭に隊長クリム浜タン時宗の順にならんで猛スピードで下る。カズロフ氏が滑らないようにガニ股でスタコラサッサと下る姿がおかし〜と紅隊長がクスクス笑っているが、私からは見えなくて残念。そして雨の日のお約束、下りの滑ること、滑ること、、、浜タン曰く滑りそうな所を見ただけでコワイわ〜」といつになくしおらしい。
アザミ
君恋温泉へ 3代目
湯沸し役も?ごくろうさん
 こんな調子で山頂からダッダカ・ダッダカ下ること1時間半、一見フツウの民家風の「君恋温泉」に到着。着いた途端に急に雨足が強くなり広い軒下に避難(今日はホントに運が良いのか悪いのか?)皆、手の平も靴もズボンの裾も泥んこ、、、あっ!カズロフ氏だけズボンの汚れがほとんどないゾ!きっとガニマタ走りが功を奏したのだろう。 その軒先で気のきく浜タンがササッと広げてくれた真新しいシートの上でザックや汚れたレインウエアを脱ぎ捨て、夏とはいえ雨と汗で冷えた体を温めてくれるお湯にユッタリとつかり、恋する君のことを想いつつ(ほんとぉ?)私達はさらに美しさに磨きをかけた・・・ふふふ。
 お昼に温泉に入って昼食をとるなんて夢のよう、しかもビールとわらび餅みたいにやわらかで美味しいコンニャク田楽までついている。食後には軒下で時宗氏がおままごとのような様子でいれてくれたコーヒーを畳の上で美味しく頂き、幸せ気分を満喫していると、もう時計が2時をまわっている。軒下の物干しにズラリと干させてもらった泥んこの雨具類をしまい、親切にして頂いた「君恋温泉」の女将さんにしっかりお礼を言って、雨の中をタクシーで四方津駅へ向かう。午後4時半過ぎには新宿へ到着。以外にも雨は小雨程度、「台風はまだか」「家の遠い人は早く帰ったほうがいいのでは?」・・・と言いながらも、こんなお天気の中、無事に帰って来たお祝いをしないわけにはいかないと牛タンの美味しい「ねぎし」でカンパーイ!時宗氏もここへきてやっと肩の荷がおりた様子、本当にお疲れ様でした。サポート役のカズロフ氏にも感謝・感謝。今日は1万歩ちょっとしか歩いてないので皆あまったエネルギーを発散、よく呑みました、4時間弱も・・・足腰よりも肝臓の方が疲れてしまった一日でございました、ハイ。こんな山登りもたまにはイイな、ゴールデンコンビには叱られそうだけど・・・(文責;クリム・de・カスター、写真;カズロフ)

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