ヤッホー! と愉快な山仲間

第15回「冷たい雨にも,風邪にも負けず
果敢にアタック」の巻


当日のデーター
日 時:平成12年11月某日
天 気;風雨強し
コース:秦野駅⇒ヤビツ峠⇒ニノ塔(1310m)⇒三ノ塔(1225m) ⇒
    鳥尾山⇒昼食⇒大倉⇒渋沢駅
歩行時間:6時間


 今日は私クリムにとって三ヶ月ぶりの山登りで、しかも目指す山は山登り超初級の私にはかなりキツイらしいとウワサの、あの「塔の岳」。窓の外はまだ薄暗く、昨晩からの雨がまだ降り続いている。少々ブルーな気持ちになりながら、リュックに荷物を詰め込んでいると・・・わっっタイヘン、こんな時間!集合時間に遅れそう、急がなくっちゃ
コンビニでおにぎりを買う時と電車に乗っている以外はひたすら駆け足(本人は走っているつもり)ヒーフーヒーフーヒー・・・これで山登りの準備運動はバッチリOKだ!(ウソ・ウソ ^^ゞ)
ホームにはもう電車が待機している。その電車に片足かけたような状態で心配そうにこちらを見ているのは讃岐の
トーサン、その傍らで小柄な体をう〜んと伸ばしてキョロキョロと私をさがしてくれているのは浜タンさん、「遅れてスミマセーン」とペコペコしながら電車に乗り込むと、オハヨウ(^^)と余裕の笑顔の紅隊長、おっとその横には来られないハズのウーノさんの姿が(仕事をやりくりして駆けつけたらしい)・・・以上5名の紅隊は電車にゆられ秦野駅に。
スタートから雨

 バスでヤビツ峠まで行き、いよいよ歩き開始! 相変わらずパラパラと降り続く雨の中、山道に入るまでは皆で楽しく談笑しながら進む、しかし山道に足を踏み入れた途端、鍛えなきゃ組三人娘(?!)は急に無口になり、話し声のかわりに口からこぼれるのは荒い息づかいばかり。あたりを見まわす余裕もなく、目に入るのは足元に積もった落葉と流れる雨水ばかり。一時間ほど歩いて「二の塔」の直前でまず一休み、雨が降っているので茂みの下に立ったままで、毎度お楽しみトーサンのおやつタイムが始まる。(・^^・)「ワーイ今日のおやつはパイナップル味のグミだー!」 食べる時だけは人一倍元気な私、いつも美味しいおやつを用意してくれるトーサンに感謝・・・
エネルギーを充分補給したところで再び歩き始める。熊笹をかきわけ掻き分け、水溜りに足を突っ込まないように気をつけながら、相変わらず地面とにらめっこしつつ、ただひたすら登る。「三の塔」には小さな山小屋があって、そこでまた一休みすることに。しかしここで思わぬ事件発生。ウーノさんのレインウエアに冷たい雨がしみてきてしまったのだ!!(これはレインウェアの防水が効かなくなっていた為だった)もちろん中に着ているシャツもビショ濡れだ。ウーノさんが水もしたたるイイ男?だということだが、これではしたたり過ぎというもの。烏尾山に着いた時にはウーノさんのさっき着替えたマウンテンパーカーにまたしても冷たい雨がしみてきていた。このまま「塔の岳」まで歩き続ければウーノさんはきっと風邪をひいてしまうだろう・・・烏尾山の山小屋の前で立ち尽くす5人の間にしばしの沈黙が流れた後、ルート変更して大倉に向かって下山することに決定。
雨の中の下りはもうターイヘン、つるんつるんと滑る滑る。晴れた日には罰金ものの「すべる」「ヒカル」「はげる」を連発、でも今日だけは許してネ、トーサン(^_^;)。あっ、そうそう、すべった時に発するワタシの悲鳴が色っぽい、と紅隊長にホメられた。ぐふふ・・・でもこれは疲れてきたため「きゃーーー」という声にも力が入らなくなっただけなのです、ホントは。もう少しで険しい山道が終わる、というところで思いっきり尻もちをついて厄を落とした(?)ところで待ちに待ったお昼タイム!
ちょうどイイ具合に壊れかけた飯場小屋のようなものがあったのでそこへオジャマして、冷たいおにぎりをほうばる。
グッショリ濡れた靴下が足元からドンドン体温を奪ってサブイ・・・山登りをする時に身につけるものって大事なんだなぁとつくずく実感。そしてなによりウーノさんとトーサンが入れてくれた温かいコーヒーの美味しかったこと(いつもありがとうございます)コーヒーで生き返った体が再び冷えきってしまわないうちにサッサと荷物をまとめていざ出発。
ここからは車も通れるぐらいの道なのでもう転ぶ心配もない、ここへきてようやく辺りの景色を眺める余裕も出てきた、名残惜しげな紅葉が雨に霞むようすも風情があって美しい。
大倉まで下ってくると大きな吊り橋があり、霞んだ行く先がヨーロッパの古城へでもつながっているようですごくロマンチック・・・なんてことを思いながら橋を渡り、「大倉山の家」でお風呂をつかわせてもらう。
大倉の吊り橋
うぅーーーーー極楽・極楽っと汗と疲れを心地よく洗い流したあとは、バスで渋沢駅のそばまで移動して恒例の反省会(?!)、この日は6日後にお誕生日を迎えるトーサンのバースデーパーティーを兼ねてのめでたく・楽しい宴会となりました。「トーサン、お誕生日おめでとうございます!これからもずーっと若くて・元気で・頼りになる山男で いて下さいね」(誕生日なのでちょっとサービスしときました(^_-)
最初から最後まで雨に降られた山登りは初めてのことで、大変だったけれど、良い体験をさせて頂きました、皆さんありがとうございます。しかし、あの時無理して塔の岳をめざしていたら日暮れまでに無事ふもとまで帰ってこれたかどうか・・・帰りに痛みだした左ヒザをテーブルの下でそっとさすりながらそんなことを考えました。 (文;カスタ・ド・クリム嬢-左下写真右端)

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