満天の夜空に輝く星達が遠い宇宙からの光のメッセージなら、花火ははかなくも美しい光と音の芸術です。紅さんは大の花火好きで、子供の頃郷里九州博多の那珂川の花火大会で川幅一杯に流れるナイアガラの滝にうっとりしていたものでした、「いつか花火の見える家に住みたい」との夢が叶って、6年ほど前に今の部屋(隅田川にかかる桜橋のすぐ近くのマンションの10階)に引っ越したのです。 部屋に居ながらにしてビールを飲みながら観賞するのもいいが、ベランダに出るとドーンと打ち上げられた花火が目の前でパーッと開き実に迫力満点です。
夏の涼みは両国の 出船入船屋形船 上がる流星
星くだり 玉屋がとりもつ 縁かいな
 と端唄「縁かいな」に唄われているが、紅さんとご主人との縁も実は花火がとりもつ縁だったのです。
毎年ご夫婦に親しい40人ほどの人が紅宅に集い、花火の競演が終わっても深夜まで酒宴が続き、「花火談義」に花が咲いて紅さんにとって一年で一番の楽しい行事になっている。


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