1999年7月から12月のトップページに掲載している紅さんのご挨拶を集めました

師走

さて、いよいよ師走。私の師匠(神田山陽師匠)は走るどころか、この頃は歩くこともままならないようです。90才ですから仕方がないかな?でも、21世紀になる再来年までは元気でいていただきたい、いや100才まではなどと弟子は勝手に願っています。師匠と言う大きな傘がなくなると、風雨をもろに浴びることになりますからね。
今月は、そんな師匠が女流の弟子に一生懸命教えてくれた「義士伝」の中の、やはり南部坂雪の別れを池袋演芸場のトリで演じようと思っていますトリは山陽一門5人で2日づつ担当します私の担当は、16日と18日です、詳しくはスケジュールのページを見て下さいね。
今年最後の思い出に、ぜひ池袋演芸場に来てくれない
お待ちしています。   

霜月

山は少し紅葉して、トレッキングには最適の季節になりました。そんな中おぼつかない足取りで、仲間とハイキングを楽しんでおります。11月は、1日からNHKの「生活ほっとモーニング」です。NHKラジオの「クイズ面白講座」も、月一のわりで出演しています。今月は21日の夜、20時からの放送です。世の中には、まだまだ知らないことばかり。クイズに出るとつくづくそう思います。学校では、一般常識はほんのわずかしか教えてくれませんよね。やはり生活の中や、本の中から覚えて行かねばなりません。本職の講談は、14日に池之端本牧亭にて、新作「風流線」を発表いたします。泉鏡花原作の久々の新作です。どうなることやら・・・。
10月に引き続いて、地方が多い今月。よかったら数少ない都内の高座にお出かけ下さい。お待ちしています。詳しくはスケジュールのページを開いて見て下さいね。 


神無月

さて、いよいよ紅葉の美しい季節になってきましたが、まだまだ暑い日もあったりで今年は気候のバランスが狂ってしまっているようですね。
皆さんの体調は、影響を受けていませんか?
私は相変わらず、地方と都内の寄席を忙しくまわっています。少し時間が出来たので、ビデオを借りまくり山の計画も立て、時には夜空を見上げて「人間はちっぽけだなあ」などと、感慨に耽っています。秋はやはり「物想う季節」なのでしょう。先月は池之端のトリの折、たくさんのお客様に足を運んでいただきうれしかったです。今度は、ライフワークのひとつ、泉鏡花の「風流線」に挑戦してみます。
11月の池之端でトリの時に発表します。通常の寄席にもよかったら来て下さいね。

長月

暑い夏も終わり、いよいよ食欲の秋ですね。
もうこれ以上太りたくないと切に願う紅です。
今月は私たちの講談の本拠地「本牧亭」で、11日の昼に「トリ」を務めます。何しろ20人位で一杯になる寄席ですが、トリは時間を気にせずにゆっくり演じられる時ですので、聞きに来ていただければ嬉しいな。講談の教室も益々充実してきて、生徒さん達も熱心です。これからの参加も大丈夫ですので、お待ちしています。  

葉月

暑中お見舞いもうしあげます。本当に暑いですねー。
こんな暑い時には、納涼の「怪談」に限ります。
今月も色々と寄席はありますが、是非お願いしたいのが恒例となった池袋演芸場の夜トリです。
15、16日の両日、「怪談話」でトリ(寄席の最後を務めること)をとらせてもらってます。滅多にないチャンスなので、こんな時に来ていただけると本当に有り難いです。お待ちしています。
演題は未定。客席にお化けは?これも未定です。
来てのお楽しみ。「リング」「らせん」というわけには行きませんが、古典の怪談物はやはり因果応報。DNAの記憶は、親の因果が子に報いと一緒ではないかしら?  紅の怪談を見ると、きっと貴方にも良いことが・・・・。なので、来て

文月

梅雨はどこに行ったなどと思っていたら、福岡は集中豪雨。天変地異にも負けず、いやそんな時こそと講演会場に出かけて下さった方が大勢いらして感激しました。
私も膝下浸水で水をかき分けびしょぬれになりながら会場までたどり着いた甲斐がありました。人生にはあまたの困難や思いもかけぬアクシデントがいくつも待ち受けているものだ、などと考えてしまいます。どんな時も「積極的思考」で、「これは思ってもみなかった素晴らしい体験だと楽しむように心掛けると、グッと人生が開けてきます。
7月は、6日のNHKのときめき歴史館(夜10時〜)の番組に出演します。
江戸時代に「天文ブーム」が起きた,と言うテーマです。コペルニクスの地動説は1543年。それこそ天地がひっくり返るかのような発想の転換でした。もちろんこの説は宗教的にもすぐには受け入れられなかったのですが、鎖国の日本にもこの説に目を向けた人がいたのです。
「暦」と「天文」は切っても切れないもの。天の川の「七夕」に思いを馳せながら、こんな番組から7月はお付き合い願いたいとおもいます。とんでもない発想の転換が出来るのも、日頃の研究の蓄積のたまもの。何事も一朝一夕には出来ませんね、などと私は夜空を見上げて思っています。